
聞き上手になるには
前回は、全部、出す=∞、アウトプットについて描きましたが、
今回は、ふたつめ、
∞、インプットについて、お伝えしたいと思います。
∞、アウトプットと、∞、インプットって、同じ∞、でイメージしずらいかもしれないので、
∞、は、限りなく大きいこと。数学で、どんな数よりも大きくなりうること、
と、定義されているので、
その反対という意味で、数字の、0(zero)で、定義したいと思います。
これは、相手の∞のアウトプットを、0(zero)、で聴く。
つまり、自分自身を、0、にして聴く。
或いは、自分の器を、空っぽにして聴くということです。
よく、相手のアウトプットを聴く時に、
”こういうふうに、言ってるけど、私は、こう思うけど、、、”
とか、
”多分、こういうことを言いたいんだろうな。”
と、自分自身の考えや、感情が湧いてくる時ってありますよね?
こういう時って、相手のアウプットを、”自分の判断基準のフィルター”を通してきいています。
つまり、自分の良い、悪い、すき、きらい、○、×の、判断基準のフィルターを通して、きいています。
なので、”その判断基準のフィルターを通さずに”、
それらを、一旦、全て無くして聴く
=0で、聴くということです。
言い換えれば、集中して、相手がなにを伝えたいのか、アウトプットの背景は何なのかなど、
”聴くことに、一点集中”する。とにかく、”一点集中”してみる。
そして、相手の立場にたって、相手そのものになって、聴く、をしてみるということです。
耳で、ただ、音としてとらえ、”聞く”のではなく、
こころの耳で、”聴く”イメージです。
自分の器を、空っぽにして聴くというのも、同様で、
コップの中に、水が半分入っていると、残りは、半分しか入らない。
コップの中に、水がほぼ満タン入っていると、水は、ほぼ入らない。
だから、コップを、空にして、聴く、ということです。
自分の考えや、感情で、頭がいっぱいになっていると、
相手のアウトプットもなかなか入ってきません。
まず、一旦、自分のそれらを、置いておく、ということです。
コップが、空だと、外からどんどん、入ってきます。
コップが、空だと、外からどんどん、入ってきます。
とはいえ、私自身も実は、0(zero)で、相手のアウトプットを聴くのは、ニガテです。
私の場合、相手のアウトプットを聴きながら、
”ここの部分、気になるからききたいな。”
とか、
”要は、結論はなに?話のポイントはどこかな?”
の思考が走ってしまい、
”早く、つっこみたいな。”
”話、早く終わらないかな。”
と、思ってしまうのです。
これ、私のクセ、パターンです。
ただ、0(zero)ののインプットをイメージして、相手のアウトプットに、
”こころを傾けた時”、不思議な感覚に包まれます。
言葉としては、以心伝心、同調、共鳴、とかでしょうか。
そういう時って、相手のなかの深いイメージがアウトプットから伝わってきたり、
相手も気づいていないことを、相手のアウトプットから、汲み、
”伝えたいことって、もしかしてこういうことだった!?”
”そうそう、それそれ!! え、なんで分かったのー!?
マジ、びっくりー!!”
というやり取りにも。
みなさんも、経験されたこと、きっとあると思います。
これが、日常の会話や、コミニケーションのなかで、いつも起こっていたら、、、、、
ワクワクしませんか??
相手の話を聞くのではなく、聴くことって、なかなか、一筋縄ではいきません。
けれど、聴きたい!”という意志や、気持ちがあれば、
聴けるようになります。
私も、毎日、意識してトレーニング中です。
あなたも一緒に始めませんか?
一回、できたら、病みつきになること、間違いナシ!?です。